ピオ・クレメンティーノ美術館のミューズの間
ピオ・クレメンティーノ美術館の八角形の中庭(ベルヴェデーレの中庭)を囲む古代彫刻の傑作を見て、更に歩き続ければ、彫像のギャラリーと動物の間の奥にあるミューズの間に出る。そこでの主役は、もちろん楽器を奏でるミューズたち(右の画像)だよね。 ギリシャ神話のミューズ(あるいはムーサ)は、9人の女神たちなんだ。それぞれは音楽、抒情詩、叙事詩、恋愛詩、ダンス、悲劇、喜劇.....などの芸術を司っている。
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ソクラテスとペリクレスでも、ミューズの間では古代ギリシャの著名人たちの彫像を見ることも出来るんだ。例えば、下左の画像は古代ギリシャの哲学者ソクラテス。下右の画像は全盛時代の古代アテネを代表する政治家ペリクレス。
余談ながら、上右の画像にあるペリクレス像なんだけど、ほぼ同じ像がイギリスの首都ロンドンの大英博物館にあるんだ。古代にはペリクレス像(のコピー)がいくつも作られていたのかな。
ベルヴェデーレのトルソそして、このミューズの間を代表する彫像は、下の画像にあるベルヴェデーレのトルソ。ちなみに、「トルソ」とは、イタリア語で「幹」の意味なんだって。そこから転じて、頭や手足の無い裸身(つまり胴体)の彫像のことをトルソと言うらしい。
このベルヴェデーレのトルソは、メディチ家出身のローマ法王クレメンス7世が持ち込んだものなんだそうな。 そして、このトルソを研究したのがミケランジェロ。彼が描いたシスティナ礼拝堂のフレスコ画の中の裸体には、このトルソの研究が影響したらしい。 なお、紀元前1世紀のアテネの彫刻家アポロニウスのサインがあるこのトルソは、ヘラクレス像だと考えられてきたんだけど、正確なところはわからないんだって。
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