エミリア・ロマーニャとトスカナ
(イタリア)

ボローニャ、ラヴェンナ、サン・マリノ、
シエナ、サン・ジミニャーノ、フィレンツェ
(1999年06月)

57. パラティナ美術館 -2
ラファエロの聖母(フィレンツェ)

イタリア・ルネサンスの芸術家たち

イタリアのルネサンスを代表する芸術家といえば、 などなど、数え上げることなんて不可能だよね。

ラファエロの聖母

しかし、私のお気に入りの第一といえば、ラファエロ。特にラファエロの描く聖母にぞっこんなんだ。

法王レオ10世法王クレメンス7世など、聖母以外のラファエロ作品も多いけど、なんといっても好きなのはラファエロの聖母。

そして、ピッティ宮殿の中にあるパラティナ美術館には、いくつものラファエロの聖母が展示されている。だから、ここに来たかったんだ。

ラファエロ 「天蓋の聖母」

ラファエロ「天蓋の聖母」(部分) パラティナ美術館におけるラファエロの聖母シリーズ第一弾は、「天蓋の聖母」(右の画像は部分)。

この作品は「聖母子と諸聖人」とも呼ばれている。右にある聖母子の周囲には諸聖人が描かれているんだ。

だけど、私が惹かれているのは聖母子なわけで、諸聖人は割愛しちゃいました。ごめんなさい。

ちなみに、この作品は 1508年頃のものと推定されている。その年、ラファエロはフィレンツェを去ってローマに移り、ヴァティカンで制作を始めている。故にこの絵は未完成のままに残されたらしい。

ラファエロ 「大公の聖母」

ラファエロ「大公の聖母」 続いては、「大公の聖母」と呼ばれている作品。1506年頃の制作と推定されている。

何故に「大公の聖母」と呼ばれるかといえば、19世紀初頭にロレーヌ家のフェルナンド 3世大公によって購入されたという、どうでも良い理由。何と言うエエ加減な呼び方なんだ !!

呼び方はともかく、シンプルで美しいよねえ。

そのフェルナンド3世大公は、眠るときにはこの絵をベッドの上に飾り、旅に出るときにも持ち歩いたんだそうな。気持ちもわからなくもない。でも、私ならば、下にある絵をそうしたいねえ。

「小椅子の聖母」と私

ラファエロ「小椅子の聖母」の前で記念写真 それから、「小椅子の聖母」と私。ようやく大好きな作品を見ることが出来て、あんまりうれしいもんだから、横に並んで記念写真を撮っちゃいました !!

(おいおい、なんや、その画像は !?!? せっかく美しい作品ばかり見とったのに、なんでこんなんが入っとんねん ?? せっかくのページの汚点になっとるやないか。)
ムチャ言うなあ。エエやんか、記念写真くらい撮ったかて。3年越しの想いがかなって、ようやくめぐり会えたんやから。

ラファエロ 「小椅子の聖母」

そして、このページの最後を飾るのは、ラファエロが描いた聖母の中でも私の最も好きな作品「小椅子の聖母」(下の画像)。この作品の正式な名前は「聖母子と子どもの洗礼者ヨハネ」というらしい。しかし、あえて私は「小椅子の聖母」と呼びたい。

ラファエロ「小椅子の聖母」

かつて、この絵に描かれているのは庶民の母子だと解釈されたこともあったらしい。実は私もそう思っていた。

しかし、この椅子は法王庁で使われていたものに似ていること、また東洋風のターバンは肩掛けはラファエロの時代に貴婦人の間で流行していたアクセサリーだということで、庶民の母子だとの解釈は否定されたと資料にある。

この作品が制作されたのは、1516年頃と推定されている。つまり、1483年生まれのラファエロが 33歳の頃の作品だ。

ラファエロ

ラファエロの生涯に関して興味のある方は、ココをクリックして下さい。ウフィツィ美術館に関するページの中に、ラファエロに関する簡単な略年表があります。



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