17. アリアーニ洗礼堂(ラヴェンナ)ガラ・プラキディア廟とラヴェンナ駅との間は、約 1kmの距離なんだ。その中間にある路地の奥に、スピリト・サント教会がある。この教会も当時のイタリアの支配者である東ゴート族の王テオドリックが 6世紀前半に建てさせたアリウス派の教会だった。東ゴート王国テオドリック王ゆかりのアリアーニ洗礼堂そのスピリト・サント教会の敷地に立つのがアリアーニ洗礼堂(下の画像)の八角形の建物。わざわざ書くまでも無いんだろうけど、アリウス派の洗礼堂という意味で「アリアーニ洗礼堂」と呼ばれているんだ。
雨が降り続いているものだから、どうにも風景が陰気臭いよね。でも、この古風な建物の中にも、1500年にわたって輝きを保ち続けているモザイク画があるんだ。 モザイク画 「キリストの洗礼」アリアーニ洗礼堂の天井に輝いているのが、「キリストの洗礼」を描いたモザイク画(下の画像)。中央に立つのは、言うまでもなく若きイエス・キリストだよね。右側はキリストに洗礼を授ける聖ヨハネ(洗礼者ヨハネ)。画像の中の左側にいる老人は、キリストが身を浸すヨルダン川を象徴しているんだそうな。老人の頭の上には、赤いカニのハサミが描かれているのが面白いよね。
上のモザイク画の中で面白いのは、老人の左に置かれている瓶。そこから水が流れ出し、それがヨルダン川になっている。画像が小さすぎてみえないかな ・・・ 。 このモザイク画の中では、鳩はしっかりと「聖霊」の仕事をしているよね。ガラ・プラキディア廟の中の「水盤から水を飲む鳩」がリラックスしているのとは、ずいぶんと違っている。あの小さなギリシャ十字の建物の中では、鳩も聖霊の仕事を一休みできるってわけかな。 ところで、上にある「キリストの洗礼」。この構図、特にヨルダン川の水位が不自然だと思わない ?? なんだか、キリストのオチ・チ・を隠すために、後から水位を上げたようにも見えるんだけどね。
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