晩秋のヴェネツィア(イタリア)

(1996年11月)

04. サン・マルコ広場 (ヴェネツィア)

今日は朝から天気が良い。おかげでホテルのテラスから夜明けのヴェネツィアの風景を楽しむことが出来た。さて、身支度を整えて、ホテルを出発。今日は絶好の観光日和になりそうだ。

ゴンドラ乗り場・・・ちょっと様子が変だぞ !!

しかし、ちょっと様子がおかしいぞ ?! 例えば下の画像に写っているゴンドラの乗り場だけど、水があふれてゴンドラまで行くことが出来ないほどになっている。

洪水の近づくゴンドラ乗り場(ヴェネツィア、イタリア)






海の水が溢れてきた !!

海からヴェネツィアの街に溢れた水は、やがてドゥカーレ宮殿の前を進み(下の画像)、サン・マルコ広場に向かっている。これって・・・・・つまりは洪水だよね !!

サン・マルコ広場に向かう水(ヴェネツィア、イタリア) サン・マルコ広場に向かう水(ヴェネツィア、イタリア) サン・マルコ広場に向かう水(ヴェネツィア、イタリア) サン・マルコ広場に向かう水(ヴェネツィア、イタリア)

ヴェネツィアの中心 サン・マルコ広場の洪水

海から溢れてきた水は更に増えつづけ、サン・マルコ広場もプールのようになってしまった。(下の画像)

洪水のサン・マルコ広場(ヴェネツィア、イタリア) 洪水のサン・マルコ広場(ヴェネツィア、イタリア) 洪水のサン・マルコ広場(ヴェネツィア、イタリア) 洪水のサン・マルコ広場(ヴェネツィア、イタリア)


実はヴェネツィアの洪水は珍しいことじゃないらしい。満月あるいは新月の頃にシロッコ(南風)が吹いて海の水位が上がり、洪水が起こるんだそうな。1742年には大勢の犠牲者を出す大洪水がヴェネツィアに起こっている。

しかも最近は、ヴェネツィアの地盤が沈下しているから、洪水が起こりやすい状況になっている。最近では1966年にも大洪水が起こっている。

更に懸念されるのが地球温暖化。海水面が上昇すれば、ラグーナに浮かぶ水の都ヴェネツィアも海底に沈んでしまうかもしれない。

ヴェネツィアのカフェ 「フロリアン」

広場が水に埋まってしまい、周囲にある 12世紀の柱廊の奥の店も閉まっている。昨日のうちにヴェネツィアで最も著名なカフェ「フロリアン」に行っておいて良かった !!

カフェ「フロリアン」 Caffe Florian
  • Piazza S. Marco 56, 30124 Venezia
  • Tel 041-5205641 / Fax 041-5224409
  • サン・マルコ広場に面し、プロクラティーエ・ヌオヴォ(執政官官邸新館)の1階にある。

  • ヴェネツィアで初めてコーヒーが発売されたのが1638年。その後、1720年12月29日に「カフェ・アラ・ヴェネツィア・トリアンファンテ(ヴェネツィアの大勝利のカフェ)」がオープン。店には数々の貴族や著名人が集まった。

    オーナーの名前が「フロリアーノ・フランチェスコーニ」という名前だったことから、店は「フロリアン」と呼ばれるようになった。

関連書籍

参考になる・・・かもしれない本を探してみました。(本の題名をクリックすれば詳細が表示されます。)

ヴェネツィアのプレイ・ボーイ カサノヴァ

カフェ「フロリアン」の常連客の一人だったのが、ジャコモ・カサノヴァだった。もちろん、あの有名なプレイ・ボーイのことである。

ジャコモ・カサノヴァ
Giovanni Giacomo Casanova de Seingalt
  • 1725年生まれ。

  • サン・マルコ広場を舞台に女性達と親しくなっては問題を引き起こしていた。

  • カサノヴァたちが引き起こす問題を無視できなくなったヴェネツィア政府は、サン・マルコ広場周辺のカフェに女性達がむやみに入り浸ることを禁止。

  • 反宗教的な行動を理由に、ヴェネツィア政府によってカサノヴァが投獄された。

  • カサノヴァの一度目の脱獄は失敗。しかし、二度目の脱獄に成功した彼は、サン・マルコ広場でカフェを飲んだ後にヴェネツィアを脱出。

  • フランスの首都パリで20年を過ごしたカサノヴァは、ヴェネツィア政府の特赦を得て帰国。(カサノヴァは、イギリスの首都ロンドンにあるソーホー地区に住んでいたこともあるらしい。)

  • 1798年、カサノヴァ死去。

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