事件:ホテルの予約がキャンセルされている !?!?フィレンツェ市内でホテルを引越青空の下のドゥオモを眺めてから、フィレンツェ市内観光を一休みして、ホテルに戻る。今日はフィレンツェ市内でホテルを引っ越すことになっているんだ。工事の為に窓を開けることが出来ないとはいえ、今のホテルは気に入っていた。でも、2泊しか予約が取れなかったもんだから、今夜からは別のホテルに移ることになっている。荷物をまとめ、タクシーで次のホテルに移動。 次のホテルはフィレンツェ市内を流れるアルノ川に面している。しかも、ウフィツィ美術館に近いんだ。まずまずのローケーションだよね。でも、すぐにふざけたホテルだとわかった。 |
予約をキャンセル ??タクシーを降りて、荷物を引きずり、ホテルのフロントに立つ。自分の名前と予約をしてある旨を告げた。感じの良いフロント係の男は、にこやかな笑顔を見せながら言う。「お客様の予約は、キャンセルされました。」おっと、そう来たか。ここで怒っても何にもならない。冷静を装うことにしよう。「おや、それは困ったね。いったい誰がキャンセルしたのかな ??」 係の男は、あくまでも笑顔を崩さない。良かれ悪しかれ、こいつもプロだ。「お客様の旅行代理店です。」 タヌキだ。でも、引き下がるわけにはいかないぞ。宿無しになっちゃうからな。「ますますイケナイねえ。ちょっと抗議をしておかないとね。じゃあ今から、その旅行代理店に電話をかけてくれるかい ?? 電話番号はわかるだろ ?? 彼らを叱りつけることにするよ。」 もちろん私だってロンドンの旅行代理店の電話番号は持っている。しかし、私の為にさんざん苦労してホテルの予約を取ってくれた彼らが、予約をキャンセルするはずはないじゃないか。そもそも、出張が多い関係で、私の勤務先の会社は、旅行代理店にとっては上得意なんだ。 ようやく部屋を確保フロント係氏、しばらく書類をパラパラとめくっていた。そして、親切そうな笑顔を輝かせて私に言う。「ちょうど偶然にもキャンセルが入っておりました。お客様にお部屋をご用意することが出来ます。すぐにご案内させましょう。」とんでもないイタリアのタヌキだが、ともかく部屋を確保することが出来た。しかも、案内された部屋からは、アルノ川を見下ろすことが出来る。午後の観光も残っていることだし、ここはニッコリ礼を言っておくことにしよう。 ミラノではジプシーに襲われるという事件があったし、今回のイタリアの旅ではトラブルが起こるねえ。
Copyright (c) 2000-2004 Tadaaki Kikuyama
All rights reserved このサイトの画像 及び 文章などの複写・転用はご遠慮ください。 |