イタリア北部周遊

ミラノ、フィレンツェ、ピサ、チンクエ・テッレ、ジェノヴァ
(1996年09月)


ミラノでジプシー襲撃事件 !!



スフォルツェスコ城から歩き始めた

ミラノ公爵家のスフォルツェスコ城(イタリア) ミラノ公爵家(スフォルツァ家)が完成させたスフォルツェスコ城(右の画像)を見終わり、さてホテルへ戻るか。

城の前で客待ちをしているタクシーに近寄り、ホテルまで行くように頼み込んだ。しかし、近すぎるから嫌だと運転手氏。雨も降っているし、道もわかんないし、お願いだからのせていっておくれよ。でも、ダメだって。ケチ !!

これが事件につながるとは思いもせずに、ホテルに向かって歩き始めた。まともな地図も持っていない。何度か道に迷った。雨は降り続いている。観光にも疲れた。きっと私の注意は散漫になっていたんだろうね。そんな私は絶好の獲物だったに違いない。

ジプシーの女性たちに取り囲まれた

ふと目を上げると、目の前に中年の女性が立っている。その時、家内が私の腕をつかんだ ・・・ と思ったんだ。疲れていた私は、不機嫌に「何やネン !?」と振り返る。しかし、私の袖をつかんでいたのは、見知らぬ中年の女性だった。

いつのまにか私を取り囲んでいた女性のグループ。手に手にボール紙を持った女性達が、ゆっくりと私に迫ってきた。これはジプシーの集団だ。そう気が着いた私は、「触るんじゃネエ !! 近寄るな !! 」と叫びながら抵抗する。やがて諦めたジプシーの集団が去っていく。奇怪なことに、立ち去り始めたジプシーの一人が私に投げキスをしていった。

被害はなかったけど ・・・

荷物やポケットの中をチェック。ん、被害は無い。ようやく周囲を見回す余裕が出来た。人々が遠巻きに私を見ている。その中に家内の姿があった。家内は身体がすくんで動くことも出来なかったらしい。「やけど、よく英語が出て来るねえ。」と感心している。私は覚えていないのだが、私は英語でジプシーたちに叫んでいたらしい。

その家内に私が尋ねた。「ジプシーの一人が最後に投げキスをしていったけど、俺に気があったんやろか ?? 」。「アホやな。ツバをかけて逃げて行ったんや。」と家内。なるほど、言われてみれば、シャツの袖にツバが残っていた。

余談ながら、フィレンツェのホテルに到着してから、ジプシーのツバの着いたシャツを洗濯するはめになった。気持ち悪いと言う家内は手伝ってはくれなかった ・・・ 。



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