イタリア北部周遊

ミラノ、フィレンツェ、ピサ、チンクエ・テッレ、ジェノヴァ
(1996年09月)

08. ドゥオモ - 1 (フィレンツェ)

フィレンツェのドゥオモ または 花の聖母マリア大聖堂
あるいは サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂

サンタ・マリア・ノヴェッラ教会から、フィレンツェのドゥオモ(「サンタマリア・デル・フィオーレ大聖堂」あるいは「花の聖母マリア大聖堂」)までは、歩いて 15 分ほどなんだ。しかし、雨が降り始めたというのに、ドゥオモの前には大勢の観光客が集まっているねえ。

イタリアの古都フィレンツェのドゥオモ(花の聖母マリア教会) イタリアの古都フィレンツェのドゥオモ(花の聖母マリア教会) イタリアの古都フィレンツェのドゥオモ(花の聖母マリア教会) イタリアの古都フィレンツェのドゥオモ(花の聖母マリア教会)

そりゃね、イタリアの古都フィレンツェに来たからには、雨が降ろうと槍が降ろうとドゥオモを見ないとね。白・緑・ピンクの大理石で飾られたドゥオモの外観の素晴らしさは、ヨーロッパ各地の他のドゥオモとは比較にならないからね。しかも、その規模が壮大なんだ。

絵葉書に見るフィレンツェのドゥオモ

あまりに壮大すぎてカメラに入りきらないのがフィレンツェのドゥオモだよねえ。んん、仕方がない。フィレンツェで買った絵葉書で全体像をお見せするかな。

イタリアの古都フィレンツェのドゥオモ(花の聖母マリア教会)を絵葉書で見る イタリアの古都フィレンツェのドゥオモ(花の聖母マリア教会)を絵葉書で見る イタリアの古都フィレンツェのドゥオモ(花の聖母マリア教会)を絵葉書で見る イタリアの古都フィレンツェのドゥオモ(花の聖母マリア教会)を絵葉書で見る

上の画像で見れば、フィレンツェのドゥオモの全体がよくわかるでしょ。左の方には八角形のサン・ジョヴァンニ礼拝堂が見えるよね。その右側にはジョットの鐘楼がそびえている。そして、ドゥオモのクーポラはブルネレスキが設計したものだよね。

ドゥオモのクーポラを設計したブルネレスキ

ちなみに、ドゥオモのクーポラを設計したブルネレスキは、一時は彫刻家を目指していたんだ。例えば、先に書いたサンタ・マリア・ノヴェッラ教会にはブルネレスキの手による「十字架のキリスト像」も残されている。

ところが、サン・ジョヴァンニ洗礼堂の「天国の扉」の制作コンクールでブルネレスキはギベルティに敗れたんだ。そこでブルネレスキは彫刻家から建築家に転向し、イタリアの首都ローマで建築を研究した。その成果がフィレンツェのドゥオモのクーポラに実ったわけだ。

ちなみに、ローマのヴァティカンにあるサン・ピエトロ大聖堂が完成したのは西暦1590年のことなんだけど、そのクーポラを設計したミケランジェロは、ブルネレスキの設計したフィレンツェのドゥオモのクーポラを参考にしたんだそうな。(但し、サン・ピエトロ大聖堂の完成を見ることなくミケランジェロ自身は西暦1564年に死去したんだけど。)

フィレンツェのドゥオモの内部

さてと、前置きはそれくらいにして、いよいよフィレンツェのドゥオモの中にご案内するかな。ドゥオモの外観は壮大で華麗なんだけど、その内部(下の画像)は意外なほどに質素なんだよね。

イタリアの古都フィレンツェのドゥオモ(花の聖母マリア教会)の内部 イタリアの古都フィレンツェのドゥオモ(花の聖母マリア教会)の内部 イタリアの古都フィレンツェのドゥオモ(花の聖母マリア教会)の内部 イタリアの古都フィレンツェのドゥオモ(花の聖母マリア教会)の内部

このドゥオモ(花の聖母マリア大聖堂)の中は、フィレンツェにおけるメディチ家の支配を覆そうとするパッツィ家の陰謀(西暦1478年)の舞台ともなったんだ。でも、ロレンツォ・デ・メディチは事件を切り抜け、やがては豪華王あるいは大ロレンツォとも称されるようになったわけだ。

ちなみに、この質素なドゥオモの中で目を引くのは、ウフィツィ宮殿も手がけたヴァザーリ (1511-1574) による天井画「最後の審判」かな。(彼はアルノ川にかかるヴェッキオ橋の上にヴァザーリの廊下をも残している。)

そうそう、このドゥオモの中には興味深い絵もあるんだ。それが、イギリス出身でフィレンツェの軍司令官ともなった傭兵隊長ジョン・ホークウッドの騎馬像。百年戦争中にフランスで戦い、やがてイタリアに流れて傭兵隊長として活躍した興味深い人物なんだ。

青空の下のドゥオモ(フィレンツェ)

残念ながら、この日のフィレンツェは天気がもうひとつ。そのせいでドゥオモの画像もパッとしないんだよね。でも、別の旅行記「エミリア・ロマーニャとトスカナ(イタリア)」の中では、青空の下のフィレンツェのドゥオモを見ることが出来ますよ。寄り道よろしく。



ヨーロッパ三昧とヨーロッパの歴史風景

このサイト「イタリア三昧+マルタ」には、下の姉妹サイトもあります。ヨーロッパに興味のある方は寄り道してくださいね。

ヨーロッパ三昧 バナー このサイト「イタリア三昧+マルタ」の本館「ヨーロッパ三昧」。ヨーロッパ24カ国と香港の旅行記。また、レストラン食べ歩きレポートには、イタリア各地のレストラン・ガイドのコーナーもあります。これも参考になるかな。
ヨーロッパの歴史風景 バナー このサイト「イタリア三昧+マルタ」の姉妹サイト「ヨーロッパの歴史風景」。ヨーロッパ各国の歴史に重点を置いてある。



Copyright (c) 2000-2004 Tadaaki Kikuyama
All rights reserved
このサイトの画像 及び 文章などの複写・転用はご遠慮ください。